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国土地理院システム刷新!再登録と変更点を完全解説

「国土地理院のサービス、急にログインできなくなった」「基盤地図情報がダウンロードできない」――2026年3月以降、そんな声がGIS担当者や測量・建設業界の現場から相次いでいます。実は国土地理院は今年3月、複数のオンラインシステムを一斉にリニューアルしました。認証システムの刷新により、既存ユーザーでも再登録が必要になっているケースがあります。この記事では、変更点の全容と、スムーズに新システムへ移行するための手順をわかりやすく解説します。


出典:国土地理院

今回リニューアルされた3つのサービスとは

国土地理院(GSI)は、日本の国土を測量・管理する国の機関であり、GIS(地理情報システム)や位置情報開発に欠かせない地図データ・測量データを広く提供しています。今回のリニューアル対象となったのは、いずれも日常的な業務で頻繁に使われる以下の3サービスです。

  • 地図・空中写真閲覧サービス:国土地理院が整備した地形図・旧版地図・空中写真を検索・閲覧できるサービス。歴史的な地図資料や航空写真の確認に利用される
  • 基盤地図情報ダウンロードサービス:GISアプリケーションの基礎となる建物・道路・河川・行政界などのベクトルデータを無償でダウンロードできるサービス
  • 基準点成果等閲覧サービス:三角点・水準点・電子基準点など、測量の基準となる基準点の位置(緯度・経度)や標高を確認できるサービス

これらは土木・建設・不動産・防災・GIS開発など、幅広い分野で活用されている重要なインフラです。今回のシステム更新により、利用者の利便性向上とセキュリティ強化が図られています。

変更点の詳細と対応が必要な人

認証システムの刷新と再登録の必要性

今回のリニューアルで最も影響が大きいのが、認証機能の変更です。従来のIDとパスワードがそのまま使えない場合があり、既存ユーザーでも改めて利用者登録(無料)が必要になるケースがあります。特に基盤地図情報ダウンロードサービスは登録制のため、早めの対応が推奨されます。

なお、システム更新直後は「基準点検索画面が正常に表示されない」といった不具合報告もありました。その場合はブラウザのキャッシュをクリアしてページを再読み込みすることで解消されるケースが多いとされています。

申請手続きルールの変更

地図や空中写真の交付・提供を請求する際の手続きも一部変更されました。主な変更点は以下の通りです。

  • 電子申請の場合:請求書のPDFを必ず添付する必要がある
  • 窓口・郵送申請の場合:印刷した紙の請求書を添付することが義務付けられた

従来と異なる手順が増えているため、業務で定期的に地図データを取得している担当者は、申請フローを今一度確認しておくことをおすすめします。

基盤地図情報に数値標高モデルのデータが追加

リニューアルにあわせて、2026年3月30日には基盤地図情報ダウンロードサービスに「数値標高モデル(DEM)」の過去データが追加されました。これにより、GIS開発や防災シミュレーション、土地の高低差分析などにおいて、より豊富なデータを活用できるようになっています。位置情報サービスの開発現場にとっては、地形データの充実という点で歓迎すべきアップデートです。

出典:国土地理院

スムーズに移行するための手順

新システムへの移行をスムーズに進めるために、以下の手順で確認・対応することをおすすめします。

  1. 利用者登録の確認・再登録:各サービスにアクセスし、従来のIDでログインできるか確認する。できない場合は無料の新規利用者登録を行う
  2. ブラウザキャッシュのクリア:画面が正常に表示されない場合は、キャッシュをクリアして再読み込みする
  3. 申請フローの見直し:地図・空中写真の交付請求が必要な業務の担当者は、新しい申請手順(PDF添付・紙請求書)を確認する
  4. 定期メンテナンスのチェック:今後も定期メンテナンスが予定されており(例:2026年4月15日 6:00〜14:00)、購入リンクが一時利用不可になる場合がある。業務スケジュールに合わせて計画的に利用する

エムベースからひとこと

国土地理院が提供する基盤地図情報や数値標高モデルは、位置情報サービスや地図アプリケーション開発の根幹を支えるデータです。今回のリニューアルで認証や申請フローが刷新されたことで、より安全で安定したデータ調達環境が整備されつつあります。

エムベースでは、こうした公共地図データを活用した位置情報システムの設計・開発から、ベトナムオフショアを活用したコスト効率の高い実装支援まで、幅広くサポートしています。「国土地理院データをGISアプリに組み込みたい」「地形データを使った新サービスを開発したい」というご相談もお気軽にどうぞ。

位置情報関連の開発でお悩みの方は、ぜひエムベースの位置情報開発サービスをご確認ください。

まとめ

国土地理院は2026年3月、地図・空中写真閲覧サービス・基盤地図情報ダウンロードサービス・基準点成果等閲覧サービスの3システムを一斉リニューアルしました。認証機能の刷新により既存ユーザーでも再登録が必要な場合があるため、GISや測量・建設業務に携わる方は早めの対応をおすすめします。

  • 対象は3サービス:地図・空中写真閲覧 / 基盤地図情報ダウンロード / 基準点成果等閲覧
  • 認証刷新により再登録が必要なケースあり。ブラウザキャッシュのクリアも有効
  • 申請手続きルールも変更。電子申請にはPDF添付、窓口・郵送申請には紙の請求書が必要に
  • 3月30日には数値標高モデルの過去データが追加。GIS開発や防災分野での活用が広がる

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