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ベトナム 23日から自己隔離措置の緩和

これまで非常に厳しい自己隔離を実施してきたベトナムですが、23日から一部規制を緩和する事が発表されました。
以下、抜粋となります。(全文はこちら

■要約

●ハノイ市(一部地域を除く。),ホーチミン市,バクニン省,ハザン省(一部地域を除く。)は「感染リスクのある地域」とされ,感染防止を確保した上で,必需品でない商品・サービスを取扱う店や露店の営業を決定した模様です。ただ、ハノイ市及びハザン省の一部地域(14日以内に感染者が発生した地域)は「感染リスクの高い地域」として,引き続き4月30日まで自粛を実施する模様。その他の省市は「感染リスクの低い地域」とされ,感染防止策を十分に実施した上で,必需品でない商品・サービスを取扱う店の営業が認められる様になりました。
●ベトナムへの入国制限は,現行の規制が維持されています。

■本文

1.22日,フック首相は,ベトナムにおける社会隔離措置の緩和等に関し,以下のとおり結論を出しました。
(1) 国外からの感染を徹底的に防止し,国内の感染を根絶し,積極的に治療を行う。全ての入国者及びリスクの高い者を隔離する。
(2) 感染リスクの高い地域(ハノイ市のMe Linh県,Thuong Tin県,ハザン省の一部地域等14日以内に感染者が発生した地域)では,首相指示16号を引き続き4月30日まで厳格に実施する。
(3) 感染リスクのある地域(ハノイ市,ホーチミン市,バクニン省,ハザン省。ただし,上記(2)の地域を除く。)では,省/市の人民委員長が,管轄地域の実際の状況に基づき,感染症防止を確保した上で,必需品でない商品・サービスを取扱う店や露店の営業を決定する。
(4) 感染リスクの低い地域(その他の省/市)では,必需品でない商品・サービスを取扱う店の営業を認めるが,顧客への感染防止措置を十分に実施し,顧客が規定された間隔を取る必要がある。
(5) 現在のところ,外国から観光客を受け入れる方針はない。

2.上記を受け,ハノイ市は,以下を発表しています。
(1) 4月23日0時から社会隔離措置を緩和し,経済活動に関する制限を徐々に緩和する。
ただし,バー,カラオケ,マッサージ,インターネットカフェ,ゲームセンターなど,人々が集中する一部サービスの営業は禁止する。イベント,スポーツ行事,宗教行事の実施,人々の集中する活動の再開はまだ認められない。
(2) 外出する際には、十分にソーシャルディスタンスを取ること。公共の場でマスクを着用しない場合,大勢の集合が発生した場合には,厳しく罰する。
(3) 全ての病院において,患者の診察時には保健省ガイドラインに従わなければならない。重症の患者を受入れる場合には,1名の親族のみ看病のため付き添うことを認める。
(4) 飲食店の再開に際しては,食事用のテーブル設置には安全な間隔を取り,フェイスシールド,メガネ,ビニールなどを用いて接客時の感染予防策を講じる。
(5) ショッピングセンター,スーパーでは,ソーシャルディスタンスの維持,体温検査,消毒を厳格に実施する。
(6) 運輸総公社及び輸送サービス(タクシー,grab等)に対して,4月30日までは通常の20%から30%の稼働率での活動再開を認める。感染予防策を講じなければならない。それ以降については,来週検討する。
(7) 各機関,組織,団体の長は,感染予防を講じる責任を負い,労働者に対して業務日誌を毎日つけることを奨励し,必要に応じてすぐに提出できるようにする。
(8) 各機関,団体,企業では検温,消毒を必ず実施し,労働者はマスクを着用する。
(9) 学校再開について,現時点での想定として,高校以上の教育機関については5月4日から,小学校,幼稚園については5月11日から再開を予定。

3.具体的には,更に各地方省/市の人民委員長が,首相指示,保健省決定及び地方の実情に基づき詳細な通達を発出し,不要不急のサービスに関する各店舗の再開や必要な感染防止措置について,具体的に決定されるとのことです。
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上記2条6項に記載されていますが、公共交通機関の本格復帰は未だなようです。ホーチミン市では公共交通機関(Grabを含むタクシーも)の営業は停止を継続する模様です。
ホーチミン:タクシーと配車アプリ車両の運行停止を継続
本格的な営業活動再開にはまだ時間がかかる様ですが、一部でも自粛解除は明るいニュースですね。
引続き新しい情報が入り次第、現地情報を報告させて頂きます。

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