GIS(地理情報システム)を活用したビジネスや行政サービスへの関心が高まる中、国内最大級のGISイベントが今週いよいよ開幕します。GIS・リモートセンシング関係者や位置情報ビジネスに携わる方にとって、見逃せないイベントです。本記事では、開催概要と注目の講演テーマをご紹介します。
第23回 GISコミュニティフォーラムとは
GISコミュニティフォーラムは、日本国内のGISユーザーおよびGISに関心を持つ方々の情報交換と利用促進を目的として、ESRIジャパンが毎年開催しているイベントです。GIS・リモートセンシングに携わる多くの方が参加し、活用事例や最新テクノロジーの紹介を通じてアイデアを共有する場となっています。
今年のテーマは 「Integrating Everything, Everywhere(あらゆるものを、あらゆる場所で)」。GISが科学・データ・業務プロセス・AIなど多様な要素を一つに結びつける力を持つことを改めて示し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを発信します。参加費は無料(事前登録制)です。
開催概要
- 名称:第23回 GISコミュニティフォーラム
- 会期:2026年5月27日(水)・28日(木)・29日(金)
- 会場:東京ミッドタウン 六本木 ホール&カンファレンス(東京都港区赤坂9-7-2)
- 主催:ArcGISユーザー会(事務局:ESRIジャパン株式会社)
- 後援:アメリカ合衆国大使館 商務部、LBMA Japan、地理情報システム学会 ほか
- 参加費:無料(事前登録制)
- 詳細・登録:ESRIジャパン 公式サイト
注目の基調講演
今回のフォーラムでは、GIS・AI・政府政策にまたがる豪華な基調講演が予定されています。
5月28日(木):GISの最前線とデジタル地理空間政策
米国Esri社のソリューションディレクター、デイミアン・スパングル氏が登壇し、「GIS : Integrating Everything, Everywhere」と題した講演を行います。GISの統合的な力を軸に、ArcGISの最新動向、AI・デジタルツイン・Webアプリケーションなどへの展開を解説します。
また、国土交通省 政策統括官 兼 内閣官房 地理空間情報活用推進室長の佐々木 俊一氏が、政府全体および国土交通省における地理空間情報政策の最新動向を紹介します。デジタル田園都市国家構想やG空間情報活用の現在地を把握できる貴重な機会です。
5月29日(金):生成AIとデータサイエンスの視点
東京大学薬学部 教授の池谷 裕二氏が「脳とAIの未来 〜 生成AIは社会をどう変えるか」をテーマに講演します。生成AIの急速な進化が社会や人間の意思決定にどう影響するかを、脳科学の視点から読み解く注目セッションです。
さらに、データサイエンスの観点からGISの活用可能性を探る講演も予定されており、分析・意思決定への地理的思考の応用について深く掘り下げます。
展示・マップギャラリーも見どころ
基調講演のほか、ArcGIS製品の最新機能展示やユーザー事例を展示するマップギャラリーも開催されます。防災・都市計画・農業・インフラ管理など、さまざまな分野でのGIS活用実績を一度に確認できる絶好の機会です。
- マップギャラリー:国内ユーザーによる地図表現・GIS活用事例の展示
- 製品展示:ArcGIS Online、ArcGIS Pro、デジタルツイン関連ソリューションなど
- ハンズオンセッション:初心者から上級者まで対応した実践的なワークショップ
エムベースからひとこと
GISはかつて専門家のツールでしたが、クラウドサービスの普及やAPIの整備によって、今やあらゆるビジネスに組み込める技術になりました。位置情報をどう収集し、どう分析し、どうサービスへ活かすか—年に一度の開催なので、気になる方は足を運ぶことをお勧めします。
まとめ
第23回 GISコミュニティフォーラムは、GIS・位置情報技術の最前線を体感できる国内最大級のイベントです。今週開催のため、参加を検討されている方はお早めに事前登録をお済みください。
- 会期:2026年5月27日(水)〜29日(金)、東京ミッドタウン(六本木)にて開催
- テーマは「Integrating Everything, Everywhere」、GIS×AI×政策の最新動向が一堂に
- 参加無料・事前登録制。GIS関係者はもちろん、位置情報ビジネス担当者にもおすすめ





