Google Earth Pro(デスクトップ版)を業務で使う方も多いでしょう。終了時期と移行方法は気になるところです。そこでGoogleは2026年10月29日、移行に関する公式記事を4本公開しました。デスクトップ版のダウンロード提供は2027年6月25日に終了します。この記事では、日程・移行手順・保存方法・画像の違いを整理します。
デスクトップ版はいつ終わる?公式が示した日程
結論から言うと、ダウンロード終了日は2027年6月25日です。Googleは公式ブログで、この日付と移行支援の方針を明らかにしました。終了の発表自体は以前からありましたが、今回は具体的な日付と手順が示された点が大きな変化です。
なお、終了の背景は「Google Earth Proデスクトップ版、2027年に終了へ」で解説しています。あわせてご覧ください。

出展:Google
My Placesを移す手順とおすすめの進め方
Googleが推奨するのは、トップレベルのフォルダを1つずつ移す方法です。一度にすべてを移すと、インポート上限に引っかかって失敗する場合があるためです。そのため、まずはフォルダのサイズを確認してから作業に入りましょう。
- デスクトップ版でフォルダを右クリックし、「名前を付けて場所を保存」でKMZまたはKMLとして書き出す
- earth.google.comにログインし、「新規プロジェクト」を作成する
- 書き出したファイルをインポートする(フォルダごとに1プロジェクトになる)
- 必要に応じてスタイルの変更や不要データの整理を行う
また、インポート方法は件数で使い分けます。編集できる「マップ機能」は1回あたり1万件までです。一方、それを超える大量データは閲覧専用の「データレイヤ」として読み込みます。対応形式はKML・KMZのほか、CSV・GeoJSON・Shapefile(zip)です。詳しくは移行手順の公式記事をご確認ください。
クラウドに保存しない使い方も可能
社外秘のデータをクラウドに置けない方もいるでしょう。しかし、心配はいりません。GoogleはWeb版でもクラウド保存は必須ではないと明言しています。新しい「ローカルKMLエディタ」なら、PC上のKMLを開いて編集できます。編集後はそのままPCに保存できます。
ただし、ローカルで使う場合は制限もあります。たとえば、Googleが用意するデータレイヤや変化検出などの分析機能は使えません。さらに、自動保存やチームでの同時編集にも対応していません。つまり、機密データはローカル、共有したいデータはGoogleドライブという使い分けが現実的です。詳細は公式記事にまとめられています。
画像はWeb版のほうが充実している
「Web版は画像が古い」と感じる方もいるかもしれません。しかし実際には、Web版とデスクトップ版は同じ画像アーカイブを参照しています。差を感じる原因は、主に表示モードの違いです。デスクトップ版は初期表示が2Dで、Web版は3Dです。そして、2D画像のほうが新しく鮮明なことが多いのです。
さらに、Web版には独自の機能も加わっています。
- 過去のストリートビュー:110か国以上で閲覧可能
- 画像更新のリクエスト:地図上で範囲を指定して依頼できる
- 変化の検出:2つの年を選ぶと、変化した場所をヒートマップで表示
このように、画像の面では移行によるデメリットはほぼありません。詳しくは画像比較の公式記事をご覧ください。
エムベースからひとこと
Google Earth Proで作った大量のKMLを、業務システムや社内の地図で使い続けたいという声は少なくありません。エムベースでは、KMLやShapefileなどの地理データの変換・整理に対応しています。さらに、Google Maps PlatformやMapboxを使った地図システムの開発も承ります。
位置情報関連の開発でお悩みの方は、ぜひエムベースの位置情報開発サービスをご確認ください。
まとめ
Google Earthデスクトップ版のダウンロードは2027年6月25日に終了します。とはいえ、Web版はローカル保存にも対応し、画像も充実しています。したがって、早めにフォルダ単位で移行を始めるのが安心です。
- ダウンロード終了日は2027年6月25日
- My Placesはトップレベルのフォルダごとに書き出して移す
- 機密データはローカルKMLエディタで、共有はGoogleドライブで管理できる
- 画像は同じアーカイブを参照し、Web版は機能が追加されている





